2008年11月22日

線形問題を非線形として解く

 以前ご紹介した、Robbie Steinhouse 氏の「Think like an Entrepreneur」を読んでみて面白い氣づきがありましたので書いておきます。  

 http://tritune.seesaa.net/article/106674357.html
  

 本書は、企業家(起業家)が起業する場合に直面する様々な困難を
 

l          NLP(Neuro-Linguistic Programming)
l          TA (Transactional  Analysis)
l          Coaching  

  の3つを統合したスキルを活用して解決し、ビジネスを上手く立ち上げ、上手く運用しそして、内面/外面の両方を充実させて成功しましょうという、起業家向けのコーチの経験を元に書かれた非常に実用的な書籍のように感じました。  

 そして、全体的な感想は、あまりコンテンツ自体に入らず、卓越性を引出すプロセスについて言及した書籍で、非常に考えたな・・・という印象です。
  

 さて、内容について簡単にご説明しておきましょう。
  

 本書の中では、まず、スポーツ・コーチングの祖であるティモシー・ガルェイのコンセプトが取り上げられています。
  

それは、
 
  
パフォーマンス = 潜在能力 − 障害
 

 
 
つまり、本来そのプレーヤは(それなりに素晴らしい)潜在能力を持っており、それを発揮する妨げとなっている障害を外してあげれば、本来持っている潜在能力を発揮出来るという考え方です。  

 そして、その障害となっていることをプレーヤに氣づかせてあげるということが(広義の)コーチという役割であるということが本書の一貫したテーマとなっています。
  

 ちなみに、Steinhouse氏の職業は、主に起業家を対象にした Executive コーチです。
  

 さて、本題に戻って、障害を簡単に取り除くことが出来るのであれば、誰も苦労しないと思われることでしょう。
 

 確かに、その通りなのです。
 

 障害を取り除くことが難しいその理由は、ガルウェイの方程式は単なる引き算だけの線形の数式なのですが、やはり、コーチングをうけるプレーヤやクライアントが障害を取り除くには、非線形で表わされる自分の内面の葛藤や何かを乗越える必要があると思われるからです。  

 そして、Steinhouse氏はそれが分かった上で、

NLP/TA/Coachingを組み合わせて、NLPの代表的なワークであるHero
s Journey などの非線形的なワークを駆使して、クライアントに氣づきを与え、障害を取り除き、本来のパフォーマンスを出すことが出来るコーチングのノウハウを提供しているというのが本書の趣旨なのです。  

 つまり
 
障害は非線形の問題として解くことでのみ取り除くことができる 

そして、本書の場合は、企業家(起業家)が成功するための障害を非線形的な手法で取り除く方法を紹介する
 
 というのが本書の一貫した趣旨なのでしょう。
  

 結局、この構造と解決方法に氣づけば、問題はパズルを解くようにスイスイと解決できる。
 

 しかし、氣がつかなければ、障害に行く手を阻まれる・・・・と。
  

 そして、最後にもっとも共感するところは、起業家として成功するには、
 

l          勤務していた会社を最初の顧客にして独立し、力を蓄えて水平展開する
l          (MBAとは限らないが)最低2年間は、ビジネス全体が分かるような仕事をする。  

 という部分は非常に納得できるところでした。
   

 ちなみに、Steinhouse 氏とは一昨年のNLPUのトレーナ・コースに参加した時に一緒にワークを行ったのですが、やはりこの人はなんかちょっと他の人とは違って、そのうち何かやりそうだなと思っていただのですが、やっぱり違っていたということなのでしょう。
タグ:NLP
posted by Hiroshi Matsuo at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | NLP(Neuro Linguistic Programming)
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